Madenokoujiのブログ

老化防止を目的に、「”ニュース”+”私見”」或いは「暮らしの話題」を投稿します(「Google AdSense」を利用しています )

※ 当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

甘酒は「飲む点滴」❓

■健康に良い「米麹甘酒」

甘酒の材料は2タイプある。一つは蒸した米に麹菌を付けて発酵させた「米麹」、もう一つは日本酒のもろみを圧搾したあとに残る「酒粕」。

米麹甘酒は名前に酒と付くが、アルコール成分は含まない。また、甘味も米麹の持つ甘さだけなので、加糖されておらずカロリーは控えめ。ブドウ糖を含み他の栄養価も豊富なことから、「飲む点滴」と言われているのはこの米麹甘酒の事。

日本酒のもろみが原料となる酒粕から作る甘酒は、製造過程で加糖している事からカロリーが高い。また、お酒を使用しているのでアルコール成分を含む。従って、アルコールに弱い人や子供や妊娠中の人には勧められない。一方、酒粕甘酒はアルコールを含んでいるので体が温まり、屋外など体が冷えやすい環境での摂取は推奨される。また、食物繊維を豊富に含んでおり、便秘に悩む人も酒粕甘酒を飲むと悩みが解決する場合がある。

 

■「飲む点滴」との理由

人体を構成するアミノ酸は20種類あると言われる。その中には、体内で合成できなく食事等で摂取する必要なものがある。体外から栄養として摂る必要のあるアミノ酸を「必須アミノ酸」と言い下記9種類がある。

・リジン・フェニルアラニン・ロイシン・イソロイシン・メチオニン・バリン・スレオニントリプトファンヒスチジン

米麹甘酒にはこの9種の必須アミノ酸全て含む。つまり、米麹甘酒を飲めば一度で必須アミノ酸を摂取できる。

米麹甘酒には、食物繊維とオリゴ糖も含まれる。この2つの栄養素には、腸内の善玉菌を増やし環境を整える作用がある。また、米麹甘酒にはビタミンB1ビタミンB2、ビタミンB6と言うビタミンB群も含まれている。それで、肌の細胞の活性化、血行促進、老廃物の除去の効果がある。

 

■甘酒は夏にこそ飲む!

冬のイメージが強い甘酒だが、むしろ夏にこそ飲むべき。米麹甘酒には、大量のブドウ糖が含まれている。ブドウ糖はでんぷんなどの糖がすでに分解された状態なので、摂取すると「糖」として急速に体内に取り込まれる。疲労には糖の摂取が必須なので、分解済みのブドウ糖を摂取するとより効率的に疲労回復ができる。

現在では冬に飲まれることの多い甘酒だが、江戸時代は夏に飲まれるものだった。現在でも甘酒は夏の季語とされている。現代とは違い、日常的に栄養不足の多かった江戸時代、暑い夏を乗り切れず倒れる人も多かった。甘酒を飲むことで夏を乗り切っていた。飲み方も次第に変わり、江戸時代の初期は温かい甘酒を飲んでいたのに対し、中期以降になると冷やした甘酒を飲むようになり、さらに温かいものも冷やしたものも両方供されるようになった。

甘酒が「飲む点滴」と言われているのは、米麹甘酒に多種多量の栄養素が含まれているのが理由だ。米麹甘酒を飲めば、必須アミノ酸の全種だけでなく、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖、さらに美肌効果を見込めるビタミンB群まで摂取できる!!