Madenokoujiのブログ

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神戸の「タンタン」獣医さん「まだかなー」🐼

ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、「神戸のお嬢様」と呼ばれている。

愛くるしいタンタンだが、実は現在27歳。人間で言うとおよそ80歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっている。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子をお届け🙂

 

■お耳をクシクシ

熱心にお耳をクシクシしているタンタン。なにか匂いなどがついていたのか❓「単にかゆかっただけだと思います」と話すのは、飼育員の梅元良次さん。通常は、どんなときに耳をクシクシするのか伺うと、「かゆい時や、何かのストレスを感じた時に見られます」と、梅元さん。パンダは視力があまり良くないが、その代わりにとても耳が良く、耳の辺りも敏感で触られるのを嫌がる。

とても耳がいいタンタンは、ピンと耳を立てて獣医師さん達の足音が聞こえるのを待っている事も。しかし、心の中は「獣医早く❗」というより、「ジュース早く❗」のような気がする。「そうだと思います」と笑う梅元さん。大好きなジュースが飲める健診が、待ち遠しいタンタンなのだ😉

 

■健診で意識すること

基本的に毎日行う獣医師さんの健診。たまにやる気が起きない時もあるものの、無理強いしない事で続けられる。「毎日の事なので、短い時間で終わらせる事。ただ、雑になっては意味がないので“ていねいに早く”という事は、獣医師にもずっと意識してもらっています」と、話す梅元さん。素早くしっかりと健診を行うためには、人間側の技術も大切になる。

何年も続けて行っている健診だから、タンタンも獣医師さんもベテラン同士。しかし、気を抜くと失敗やケガにも繋がり兼ねない。そのため、いまでもお互い緊張感を持って行うように、気をつけているとの事。

獣医師さんを待つタンタンの待ちぼうけショットが披露された。「獣医師を待っていた時に、タンタンも座って待機していたので、たまには下から撮ってみようかなと思い撮影してみました」と、梅元さん。まるで「早く健診しましょう」とでも言っているようなりりしい姿。やる気満々で頼もしい、お嬢様😊

 

■足りないくらいがちょうどいい

レーニングや健診では、ごほうびも重要。公式ツイッターでも、大好きなサトウキビジュースをおねだりする姿をよく見かける。「いつも少し足りないくらいの量を与えています。それ位がちょうどいいんです」と、梅元さん。

パンダが主食の竹を消化するためには、大量の水分が必要となる。そのため、舌を使って飲む他に、水面に口を付けて勢いよく吸い込むように飲む事ができる。

ジュースも同じ、一気に吸い込むように飲むため、タンタンが満足するまでとなったら、それこそ2L~3Lは与えなければならない。動画ではジュースが少なくなってくると、舌を使って飲んでいるように見える。残り少なくなったジュース、しっかりと味わっているお嬢様。

それでも、おねだりされた場合はどうするのか❓「ジュースが欲しいとアピールする事はありますが、追加はあげません。タンタンも分かっているのか、いつも直ぐに諦めますよ」と、梅元さん。「そもそもクスリを与えるための補助として与えていますので、いっぺんに飲んでもらわないと。量が多すぎて、クスリの苦みなどが出ても困ります」とも話してくれました。飲み過ぎてジュースが苦手になってしまっては、元も子もないのだ☺️

 

■君といつまでも

タンタンの全てを知っているような飼育員さん達。お付き合いも長いが、タンタンについて、まだまだ日々発見はあるのでしょうか❓「発見と言うか、長く付き合っていっているぶん、当然タンタンも年齢を取っていく訳で。やはり若い頃と比べての何かしらの変化のような所は感じますね」(梅元さん)。

最近、新たに発見された事を伺うと「以前にも増して、食に関して厳しくなった事ですかね‥‥」と、笑う梅元さん。このまま、優しい毎日が続く事を祈っています、お嬢様😄

 

■追記

2023年2月22日時点で、日本国内のパンダの総数は9頭です😍

 

恩賜上野動物園:力力(リーリー),真真(シンシン),暁暁(シャオシャオ),蕾蕾(レイレイ

アドベンチャーワールド和歌山県):良浜(らうひん),結浜(ゆいひん),彩浜(さいひん),楓浜(ふうひん)

神戸市立王子動物園:旦旦(タンタン)

 

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