「仲良し」+「万能型」❌
多くの方は誰とでも仲良くし、何事も無難にこなせる人を望む。
そのような考え方は妥当で、今までの日本型企業では高評価を得てきた。
しかし、もし同じような思考回路をお持ちなら、次のチェックが必要だ。
多くの人に受け入れられようと、背伸びをしていないか❓
「要求対応型」の人間になるため、自分を犠牲にしていないか❓
もし「ハイ」との回答をする方は、そのアクションはストップすべきだ。
その理由は、人生で課題や困難などの障害を突破する場合に、自分の能力以上の無理をしているからだ。
近年、一般人より秀でた成果を発揮するタイプの人間は、「要求対応型」ではなく「一点突破型」と言われる。
そのような人は、今までの考え方から突出した独創的な成果を生み出している。
今までは、命令に忠実で無難に仕事をこなす「要求対応型」の人間が求められてきた。
しかし、近年は考えが及ばないようなセンセーショナルな成果を創る「一点突破型」の人間が、脚光を浴びるようになってきた。
日本と言う国が、革新を求める欧米型にシフトしてきたのだ。
一人にフォーカスした「一点突破型」
革新的な製品を世の中に提供し続けるApple社は、一切「市場調査」を実施しない。
多くのユーザーが、漠然と求めるような製品は不要と判断する。Apple社のもの創りは、発想が異次元なのだ。元CEOの故スティーブ・ジョブズは最初から最後までずっと変人扱いされていた。彼は生涯において特徴がない製品は一つも世に出していない。
Apple社の売り上げに大きく貢献する「iPhone」は、現在誰もが使用するスマホの原型になっている。「iPhone」発表当時は、「何故コンピューターメーカーが、電話機を創るのか❓」と世界中が懐疑的だった。
しかし、そのデバイスが人類のライフスタイルを激変させた。「iPhone」は世界的なヒットになりApple社は、時価総額世界一に登り詰めたのだ。
故スティーブ・ジョブズの考え方は、皆ではなく一人にフォーカスした作品創りなのだ。もしこのような異端児がいなかったら、現代文明を支える素晴らしい製品やサービスは存在しなかったはずだ。
多数決はいい加減
例えば、複数の企画を提案し多数決で選択しても、結果は散々な結末になる場合が多い。
ところが、一人の頑固な主張で決定した企画が、想定外のヒットに繋がる事もある。
実は「その一人」は、批判は覚悟のうえで「自分の考え」で強行突破したのだ。
当然、強行突破を阻もうとする大きな壁となる多数の人々が存在する。
しかしその多数の人々は、明確な根拠を持ち合わせていない、いい加減な人が殆どである。
非効率で非生産的な事が重要
多数の曖昧な壁により、一人の研ぎ澄まされた重要な決断は👎になり兼ねない。
忖度や多数決から感動は生まれず、「誰もが賛同するようなアドバイスは必ずしも絶対ではない」との見解が存在するのだ。
仕事の場が和やかで、それが重要である事は理解できる。
しかし、現状を打破して人生の課題や困難を突破するためには、非効率で非生産的な事も重要と思われる。
私は前回起業家の話題を含んだ投稿をした。今回の内容は、「非現実」を「現実」に導き多くの人に「感動」をもたらす起業家にとっても、重要な考え方であると思う。
孤独で変わり者かもしれないが、偉大な功績を残した先人達が存在した事実が、現役の方々に勇気を与えられれば、投稿した甲斐がある。
最後に、「スティーブ・ジョブズ」の名言をひとつ。
仕事は、自分の人生の大部分を占めることになる。心から満足する唯一の方法は、自分が素晴らしいと思える仕事をすることだ。そして、素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分のやっていることを愛することだ。
まだそれを見つけられていないなら、探し続けよう。やめてはいけない。やりたいことというのは、一目惚れするように、見つけた瞬間に「これだ」とわかるものだ。
私はAppleのファンであるため完全に余談になってしまうが、初めて購入したパソコンは「Apple Performa 5320」で、現在のスマホも当然「iPhone」である。
また「スティーブ・ジョブズ」は、禅や和食などの日本文化に深い関心を持っており、来日時の報道もある🍎
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