Madenokoujiのブログ

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失敗の本当のデメリット😰

失敗しても、それを次に活かせるかどうかが大事だ、とよく言われる。しかし実際は、仕事ができる人とそうでない人の差は、「失敗した後」ではなく「失敗する前」に殆どが決まっているのだ😐

 

■「いつまでも成長しない人」のメンタルの特徴

「行動しながら考える」「小さな失敗をしてから考える」というメンタリティでビジネスに臨むと、絶対に成功しない。失敗は成功の基、とはよく言うものの、どれだけ失敗しても何も学ばず、失敗の数が増えるだけでちっとも成長しない人も存在する。

「失敗」の本質とは、いったい何なのか❓

 

■「失敗」のデメリットを直視せよ

さて、世間では失敗論が盛んに取り上げられている。たくさんの失敗経験を積む事のメリットが語られる事も多いが、「失敗すればするほど次のステージに進む事ができる」という考え方には危うさもあるのだ。

というのも、次のステージに進めるのはあくまでも「成功」した時であって、「失敗」から何も学ばず、次に活かす事ができなければ、それはただのタイムロスでしかないからだ。「失敗した分だけ成長できる」とは、「失敗してもいい」という意味ではない。

失敗をすれば、その分、何がよくなかったのか、次はどうすればいいのかなど、多くの学びを得る事ができる。それは紛れもない事実だ。しかし、「失敗」したという事実だけで成長した気持ちになってはならないのだ。

失敗は学びが大きいものの、自信はつかず、信用は上がらない。一方、成功は自信と信用を得て前に進むのだ。立ち止まる失敗と、前に進む成功。どちらも必要な両輪と考えておくべきだ。失敗するより早く成功を積んだほうが成長すると考えられる😕

 

■チャンスはもう一度来るとは限らない

失敗した時に「終わった事は仕方がない」「次に活かせばいい」という人がいるが、実際のところ、一度失敗をした人間に、「次」がやってくるとは限らない。チャンスは二度と来ないかもしれないのだ。

「失敗しても大丈夫」という聞こえのいい言葉と、現実のビジネスの世界には、大きなギャップが存在する。現実のビジネスで失敗すると、そう簡単には立て直せない。社会は時に残酷だ。失敗度合いが大きければ大きい分だけ、失った周囲の信用を回復するための余計な行動や手間もかかる。「自分はもうダメだ」と落ち込み、自信も失っていく。

失敗は誰かに責められる事ではない。だからこそ、自分から学ばなければならないのだ。むしろ、学ぶ以外に何も得るものは無いはずだ。そのマインドは、あらゆる人にとって絶対に必要なのだ。

そもそも、「成功していたら、失敗から学ぶプロセス自体も必要ない」という紛れもない事実を、見逃してはならない。リカバリーに費やした時間で、新たな「いい仕事」ができていたはずなのだ。失敗は大きなタイムロスであると、心に刻んでおく事😣

 

■デキる人が必ずやる「仮想失敗」とは❓

では、失敗の可能性をできるだけ回避するために、具体的にどんな事をすれば良いのか❓

「回避すべき失敗」を出来る限り減らすために、「仮想失敗」をしてみるのだ。つまり、実行に移す前に、一度頭の中で「仮に失敗してみる」のだ。

仕事に取り組む前に、成功するパターンについて想像してみたり、成功した後に何をするべきかを考える人は多くても、失敗した後の打ち手を用意している人は、以外と少ない。

これは、悲観的になれという意味ではなく、客観的に問題を分析し、

・何をどうしたら失敗するか

・どちらに進んだらどのように失敗するか

・失敗したらどの程度の影響があるか

・失敗のリスクがあってもチャレンジするべきか

・どうすれば回避できるか

など、成功を思い浮かべる事と同様に、具体的にイメージする事がポイントだ。

なかなか結果が出せない人ほど、「100%予定どおりに物事が進む」事を前提に仕事の計画を組んでいるのだ。成功する事が前提の甘い計画を立てているから、いざ実際に失敗が起きた時のリカバリーも遅くなってしまう。

結果として、ボヤ騒ぎ程度で収められていたはずの火が大きく燃え上がり、その後の仕事に深刻なダメージを与えるような大失敗になったりする。徹底的に準備したとしても、思い掛けないハプニングに見舞われる事もある。

でもだからこそ、避けられる失敗は避けられるように、事前に「仮想失敗」する習慣を身に付けるのだ🤔

 

■「失敗リスト」をつくる

「仮想失敗」で思い付いた失敗を、全てリスト化する。その上で、そこまでしてもなお起きてしまった、予測不可能だった「失敗」を、リストに日々付け加えるのだ。すると、事前に想定していた失敗と、実際に起きた失敗によって、「失敗リスト」がどんどん充実していく。

失敗は嫌いだが、あえて良い点を挙げれば、再現性がある点だ。再現性が低く、偉人の真似をしてもうまくいかない。しかし失敗は失敗した時と同じような事をやれば、殆ど同じ失敗をする。

「失敗リスト」を毎日更新する、という習慣を取り入れる事によって、「仮想失敗」の精度がどんどん上がり、次のチャレンジでは、より失敗を回避しやすくなる、と言う訳だ☹️

 

■「失敗」は「成功」のプロトタイプ

さて、これだけの対策をしていたとしても、起きる時には失敗は起きてしまう。特に自分にとって未知の分野や、経験不足の仕事にチャレンジしようとすればするほど、失敗は起こり易くなる。しかし、仮想失敗を想定し、「失敗リスト」を充実させる事で、出来る限り「失敗」を回避する事はできる。「失敗」から学びを得るプロセスをシステム化する事で、無駄に落ち込む事も少なくなり、メンタルの安定にも繋がる。

優秀な人は、失敗を「成功のプロトタイプ」として、うまく活用する方法を熟知している。「仕事で大きくつまずいた時、脱する方法が分からない」「落ち込むばかりで、下がった自己肯定感をどうやって上げるかにばかり心血を注いでいる」「本質的な問題解決の方法が分からない」そんな悩みを持つ人は、一度、「起業家の思考法」をインストールしてみると良い。あなたが殻を破るために必要なのは、この考え方かもしれない🧐

 

私見

本内容は、日本の有名企業に入社し25歳で社長、30歳で東証マザーズ上場、35歳で東証一部へ。創業以来12期連続で増収増益を達成した起業家が執筆した書籍の抜粋である。

最初の部分に、「失敗は成功の基」との記載があり、我々凡人はこのことわざに救われている。しかし、筆者はこのことわざに触れる事もなく、失敗回避の技を述べている。私のようなサラリーマンとは異なり、起業家には失敗に起因する負の実績が、如何にダメージになるかを説明している。

私のように企業を退職し家内と二人暮らしの老人は、チョットした失敗があっても家内の愚痴を聞いた振りをしていれば済むのだ。しかし、限られた貯蓄をベースにいつまで続くか分からない老後の暮らし方を、誰にも指導される訳ではない。これでも、雲を掴むような毎日を世の中の「平均値+α」を頼りに、我が家の現状を定量的に把握しながら過ごしている。

今回のニュースで得た、「仮想失敗」との考え方をインストールし、無駄を出来る限りミニマムにしながら、少しでも豊かな老後になるように努めてみようと思う🙂