Madenokoujiのブログ

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アドバイスはどんどん聞き流しましょう🤣

■無理してまで常識に合わせるな

年齢を重ね、経験を積んでも「生きづらさ」を感じる人は多いと思う。何故生きづらさを消せないのか❓多分、「周りの空気を読まなければならない」「常に向上心を持たなければならない」‥‥などの常識や通例、世間の思い込みに心が縛られているのかも❓無理に自分を合わせようとしているのでは❓

このような呪縛から解き放ってくれるのが、コラムニスト・石原壮一郎さんの著書『無理をしない快感 「ラクにしてOK」のキーワード108』だ。本書では理不尽だと感じる常識や通例の数々を容赦なく一刀両断してくれますので、読み進めるうちに心が軽くなり自然と笑顔になれる😀

以下では、この書籍のラクに生きるためのヒントの抜粋を述べてみる✌️

 

■他人の幸せや成功は嫉妬しろ

同期が自分より先に昇進した、昔からの知り合いが事業で成功した、‥。「うまい事やりやがって」という嫉妬の感情が湧き上がるのは、まあ自然な事と言える。ただ、次の瞬間に「嫉妬するなんて恥ずかしい」と、自分の感情を抑えつけてしまう。

それはそれで美しく気高い心がけですが、人間は無理をすると何らかの歪みが出る生き物。「嫉妬はいけない」「嫉妬しないようにしよう」と自分に言い聞かせていると、深刻な副反応を招きかねない。相手のアラを探して優位に立った気になったり、過去の失敗や悪行をわざわざ思い出して「こういうヤツのくせに」と溜飲を下げたり‥。こじらせると、極めてみっともない症状が出てくる。

だったら、素直に嫉妬したほうがよっぽどマシ。「ちくしょー、悔しいなあ」「いいなあ、うらやましいなあ」と思う事は、自分を奮い立たせる効果がある。ただ、ちょっと気を抜くと「失敗すればいいのに」「ひどい目に遭えばいいのに」と不幸な展開を願ってしまう。

 

■嫉妬心が湧き上がってきた時の心掛け

昔から「嫉妬はいけない」と言われるのは、きっと自分をイヤになってしまいやすいから。嫉妬をプラスに生かす事を意識しながらなら、悔しさや羨ましさを自覚したってぜんぜん構わない。むしろ、どんどん嫉妬して「自分もがんばらなきゃ」と、どんどん己を叱咤激励してしまおう。ところで「嫉妬」は、「妬(ねた)み」「嫉(そね)み」という2つの漢字でできている。それぞれのニュアンスは、「妬み:羨ましくて憎らしい」「嫉み: 羨ましくて悔しい」のとおり。

他人の幸せや成功を憎んでも、気持ちが荒むばかりで良い事は一つも無い。ただ、悔しい気持ちはプラスのエネルギーをもたらしてくれる。嫉妬心が湧き上がってきたら、「これはネタミではなく、ソネミだ」と自分に言い聞かせるのがお勧め。

 

■アドバイスには従わなくてOK❗

アドバイスは、一種の呪い。自分なんかを気に掛けてくれるのは有り難いし、頭をひねってもらって申し訳ないし、厚意や労力に応えないと悪い‥。しかも、ほとんどのアドバイスは、膝を打つ情報や目からウロコが落ちる発見が詰まっているかを問えば、そんな事はない。的外れだったり勘違いだったりする。

仕事にせよ男女関係にせよ、まだ右も左もわかっていない若い頃は、アドバイスで助けられた場面が多少はある。しかし、良きにつけ悪しきにつけ自分なりのスタイルが固まった年代になると、アドバイスで状況や心持ちが劇的に変わる事は有り得ない。

それは自覚しているが、私たちは「せっかくだから」と思いそのアドバイスを少し取り入れがち。問題を解決のためではなく、アドバイスしてくれた人の顔を立てる事が目的の場合が良くある。なんと無意味な事か。アドバイスに従おうとする“人のよさ”が原因。アドバイスには感謝の気持ちを示すにせよ、そのとおりにする義務や義理は全く無い。どんどん聞き流す事。

 

■アドバイスに従わない選択は当然

もちろん、有益なアドバイスは取り入れたい。ピンと来なかったら、従わなくても問題無し。自分で考えて自分で判断した結果なら、それが「正しい選択」だ。もし「せっかくアドバイスしてやったのに、取り入れないのはけしからん」と怒られたら、それは完全に相手の心得違い。気にする必要はない。

 

■幸せにならなくてもOK❗

「幸せは❓」と考える時に外せないのは、ベルギーのメーテルリンクが100年ぐらい前に発表した童話劇「青い鳥」だ。チルチルとミチルの兄妹が謎のおばあさんに頼まれて、幸せの青い鳥を探す旅に出るお話だ。自分にとっての幸せの青い鳥はどこにいて、どうすれば捕らえられるか❓捕まえるために、無理する必要があるか❓

幸せがどういうものかは誰にも分からない。それでいて「誰もが幸せになりたいと願っている」「人生でいちばん大事なのは幸せになることである」との前提は、なんとなく共有されている。

 

■幸せそうになった時に困る事は❓

念願かなって幸せになった時、どんな良い事があるか❓少なくとも幸せは手に入る。逆に一応幸せそうな状態になった場合に、どんな困った事が発生するか❓その例を下記する。

・もっと幸せにとの欲望がどんどん湧き、今の状況に物足りなく感じる

・幸せを失って不幸せになる事の恐怖心がどんどん湧き、幸せを味わえない

・幸せそうな人を見ると対抗意識が湧き、自分が勝っている理由探しに忙しくなる

所謂「お金持ち」には、こういう感じになっている人が多い様だ。大きなお世話だが、お気の毒な事だ。「幸せになる事」を目標に頑張ると、目指し始めた時点から物足りなさや恐怖心や対抗意識に振り回されるはず。なんせゴールはないので、永遠にその状態が続く事になる。それはけっこう不幸せな状態と言えるはず。

チルチルとミチルが旅に出て探し求めた「幸せの青い鳥」は、結局自分の家にいました。無理をして幸せを探そうとしなくても、幸せは自分の手の届く範囲や自分の中にあるという事では❓あちこち探し回らない事や、わざわざなろうとしない事が、幸せを感じる必須条件と思われる。