Madenokoujiのブログ

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「消えたコメ」が戻ってきたら「高い❗」

この夏食品スーパーの棚からコメが消え、秋に新米が出回り始めたが価格が大幅に上昇した。9月の東京都区部消費者物価指数でコメ類は前年同月に比べて41.4%上昇し、5kg 2,000円だった価格が2,800円に上がった。これは約50年振りの伸び率である。

コメ価格の上昇により、外食チェーンやパックご飯各社も商品の値上げを公表した。新潟県の生産者は、これまで取引のなかった業者までが高値を示してコメを確保しようと奔走していると述べている。コメの需要は減り続けており、政府は価格を維持するために生産量を抑えてきましたが、今年はコメ不足が取り沙汰され価格が急騰したのだ。

味噌や米菓、酒造業界は昨年秋からコメ不足に悲鳴を上げており、特に「ふるい下米」の発生量が少なく価格が高騰した。これにより、低価格帯のご飯用コメも品薄となり、業者間のスポット市場で取引価格が急上昇したのだ。

コメの価格は相対取引とスポット市場で異なり、スポット市場での価格上昇が相対取引に影響を与えた。新米が出回り始めれば価格は落ち着くと予想されていたが、備蓄のための買い込みが続き高値が続く見込みだ。

生産者にとっては、輸入インフレで肥料や農機のコストが上昇しており、高値でようやくコスト増を転嫁できた状況である。しかし、コメの値段が上がると中食・外食業者がコメを使うメニューを減らすなどの対応を取るため、再びコメ離れが懸念されている。

政府はコメ余りを防ぐために生産調整を行ってきたが、今年はコメ不足が取り沙汰され農水省は「コメは足りている」と繰り返した。しかし、需要見通しを引き上げた理由として、インバウンド需要の回復や輸入インフレで食料品が値上がりする中で、コメに値頃感が出た事を挙げている。

元「米穀新聞」記者は、今回のコメ不足や価格急騰について「主食用という区分けに問題がある」と指摘している。政府は主食用以外のコメの生産を拡大し、価格を維持しているが、主食用以外のコメは作付け段階から用途が限定されている為、足りないニーズには回らない状況である。

農政調査委員会は生産調整を見直し、生産者への所得補償とコメの増産・輸出へ転換する時期に来ていると提起している。価格が下落すれば需要拡大に繋がり、生産者の所得減に対しては所得補償でカバーできるとしている。

 

私見

コメがスーパーから消え大問題になった際、我が家は高齢者夫婦で元々消費量が少なかった。偶然だがコメが消えた情報を入手した段階で、まだかなりの残量があった。ただ実際にコメがスーパーの棚から消えている状況を確認すると、新米が近々に販売になるとの情報があったが、矢張り心配になった。かなり前の話になるが、同様にコメ不足の状況になった際、外米が美味しくなかった事を思い出し心配になった。そこで直ぐに通販サイトで5Kg購入したが少し時間を要するとの事であった。その様な時偶然に近所の米屋さんを覗いてみると、新米の在庫が有ったのだ。そこで家内と相談し5kg購入した。現状5kgが未開封で残っており、スーパーでも量的には回復してきているようだ。

ただ最近の米価格は前年に比べて約20%増加しており、価格の上昇は依然として課題となっているようだ。それ程多くないが外食等を利用すると、間接的に影響を受ける可能性があると思われる。

諸物価高騰の降り、新米が販売になっても価格が高くなる事は明確である。米不足になった際の備蓄米が有ると聞くが、新米販売の前に国の緊急的な対応策案はなかったのだろうか❓

 

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