Madenokoujiのブログ

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「食パン」の超残念な真実🍞

高級食パンはなぜ「しっとり、ふわふわ」

「高級食パン」がブームだそうだ。有名店の前に長蛇の列でビックリした。何種類かを試食してまたビックリ。「原材料表示」を見て三度ビックリ。まず「じっとり」しているのだ。高級食パンはどれも「しっとり、ふわふわ食感」というのがウリのようだが、これらは「しっとり」ではなく「じっとり」だと思う。それから驚くほど「甘い」のだ。「これは菓子パンなのか❓」と思うほど甘い。これだけ甘ければ、食べた時に分かり易く「おいしい❗」と感じられるのも当然だろう。

ただし、これは何も高級食パンに限った話ではない。最近の食パンには「しっとり、ふわふわ」している商品が増えている。でも、なぜ普通の食パンなのに「しっとり、ふわふわ」しているものが売られているのか、なぜ何もつけなくても「おいしい」のか考えたことがありますか❓

まず、なぜ「しっとり」しているのか❓

商品によって違いはあるが、そういう「しっとり食パン」に限って、「油分(脂質)」が大量に入っている場合が非常に多いのである。

 

「しっとり」の理由は「油分(脂質)」

たとえば、「しっとり、ふわふわ」を謳う食パンの「原材料表示」を見ると、「植物油脂」「バター」「マーガリン」「食用油」「ショートニング」など、パンによって種類は違うが、とにかく「相当な量の油」を入れ込んでいる。

試食したパンのひとつにも「マーガリン」が使われていた。それもかなり水分の多いマーガリンだと思われる。「コーヒーフレッシュ」を思い浮かべて欲しいが、あれ位水分が多い。マーガリンもコーヒーフレッシュも原理としては同じで、「水」と「植物油」を乳化剤で乳化させたものである。これを使えば水分が飛ばないから、しっとりした焼き上がりになる訳だ。この食パンに使われている脂質は6枚切り1枚あたり約5gであった。これは普通の食パンの倍以上になる。

脂質が多いといっても、そのまま食べればまだ良いだろう。しかし、多くの人はこれにバターやマーガリンなどを塗って食べると思われる。そうしたらトースト1枚でいったい、何gの脂質をとることになるのだろう。

よくホテルの朝食ビュッフェなどに置いてある、使い切りのバターやマーガリンが約8gである。あるいは「切れてるバター」というのが売られているが、あれが約10gずつにカットされている。つまり、トースト1枚で13~15gもの脂質をとってしまうことになる。

ちなみに脂質は成人の場合、1日で50gほどが目安とされている。朝の食パン1枚で15gをとってしまったら、その日はよほど気をつけなければ、脂質オーバーになってしまう。

 

「甘さ」の理由は「糖分」

これも、パンによって「砂糖」「ハチミツ」「ブドウ糖果糖液糖」などと色々である。「ブドウ糖果糖液糖」というのは、よく清涼飲料水などに入っている液体シロップで、「コーンシロップ」「異性化糖」とも呼ばれる。

何が入っているにせよ、ひと昔前の食パンからすれば考えられないほど、たっぷり「糖分」が仕込まれている食パンが、普通の食パンの中にも売られているのだ。糖が入ると水分が保持されてパンがよりしっとりする効果があるので、一石二鳥とも言える。

このパンに「ジャム」や「チョコレート」などを塗ったら、糖質はまたまた上がってしまう。ちなみに市販のパンの糖質を調べようとしても、ほとんどのメーカーが表示していない。大部分が「炭水化物」だけを表示している。

炭水化物は「糖質+食物繊維」で表示される。炭水化物から食物繊維を引けば糖質の値は出るが、その食物繊維もほとんどが表示されていない。

これは法律違反ではない。炭水化物の表示さえあればOKなのだ。食品表示法が変わって、炭水化物の中に「糖質〇グラム、食物繊維〇グラム」と内訳を書くことが可能となったが、それも「自主表示」となる。

でも、私たちが知りたいのは「炭水化物」より「糖質」であると思う。昨今は「糖質オフ」「糖質制限」が広まり、糖質量に関心を持つ人が増えている。要望に応えて「自主表示」もした方がよいはずだ。

私がメーカーの欺瞞を感じてしまうのは、「糖質オフ・低糖質を謳うパン」には誇らしげに「糖質〇g」と表示しているのに、同じ会社で作ってる他のパンには「炭水化物」表示だけで済ませて「糖質」は表示していないことが少なくない。メーカーにはぜひ「自主表示」を強く望む。

「塩分」「油分」「糖分」はできる限り避けるべきである。今の日本人の食生活では、知らず知らずのうちにこの3つを食べ過ぎてしまうのだ。添加物や「〇〇エキス」などの力、あるいは味付けのバランスの妙で、普通ならとても摂取できない量の「塩分」「油分」「糖分」も、舌が麻痺して摂取してしまうのだ。

つまり「甘すぎる」「油っこい」という舌のセンサーが働かず、食べ過ぎる傾向にある訳だ。

高級食パン・菓子パン・デニッシュ類などは「隠れ油分」「隠れ糖分」の最たるものだと思われる。

 

「ごはん」VS「高級食パン」

いずれにせよ、「高級食パン」は、いま流行りの「糖質オフ」「カロリーオフ」とは完全に逆行したものと言える。不思議なことは「ご飯は糖質が多いから」「和食は砂糖を使うから」と言って避けるのに、「高級食パン」は並んでまで買って喜んで食べるという消費者行動・消費者心理である。もちろん高級食パンも「たまのお楽しみ」に食べる分には問題ないだろうが、頻繁に食べるのには疑問を感じる。

そうでなくても、ただでさえパンに「油分」「糖分」がたっぷり入っているのに、パンに合う副菜も、往々にして「油分」「糖分」が多くなりがちである。朝食だけでもベーコンエッグ、ソーセージ、コーンポタージュ、チーズ、フライドポテト、チキンナゲットなど‥‥。

それに比べれば、白いご飯には「砂糖」も「油分」も入っていない。もちろんご飯には「糖質」があるけれど、納豆、焼き魚、野菜たっぷりの味噌汁といった、和食の副菜なら「油分」「糖分」はグッと控えめになる。毎日食べるならやはり和食が一番だと思われる。

「朝は忙しいから、食パンが便利なんだよ」と言う人もいると思われるが、その場合は大人も子どもも「隠れ油分」「隠れ糖分」を同時に摂取しがちであることを、よく「知って」食べるべきである。

「便利さ」「手軽さ」を追求することには、「メリット」だけでなく「デメリット」もたくさんあるということである。

「食パン」を食べるなら、ぜひ「隠れ油分」「隠れ糖分」に気をつけて、1日のトータルでバランスを取るべきと考える。

 

私見

私の朝食は和食で昼はパン食であるが、「高級食パン」ではない。夕食は「肉 or 魚」・野菜・その他であり、「塩分」「油分」「糖分」は極端に多くないと思う。

ただ少し問題と考えるのが、間食である。「飴」や「煎餅」につい手が出てしまう。しかし、トランポリン(+ウォーキング)の継続を心掛けており、体重は61~62kgでほぼ安定している。

尚、「塩分」「油分」「糖分」は「パン」に限定した内容ではなく、多くの食物に関係する内容と思われる。そこで、その対策には「海藻」が良いようである(下記)。

www.kaneryo.co.jp

これらのレシピ(下記)もあるので、少し検討をしたいと考える🤔

www.kaneryo.co.jp

 

詳細

toyokeizai.net