2023年の日本自動車輸入組合(JAIA)の統計では、輸入車ブランドの登録台数ベスト3はメルセデス・ベンツ,BMW,フォルクスワーゲンだったが、2024年4月の統計でホンダがメルセデスを抜いてトップに躍り出た。その後もホンダは5月と7月に首位、6月と8月に2位を維持している。ホンダの首位獲得は、中国製「オデッセイ」とインド製「WR-V」が主な要因である。
スズキの新車「フロンクス」は、「WR-V」のライバルとしてインドから輸入され、2024年10月16日に発売された。「フロンクス」は、全長3995mm,全幅1765mm,全高1550mmで、「WR-V」よりも小柄だが、トヨタ「ヤリスクロス」や日産「キックス」と競合する。「フロンクス」は、1.5リッター自然吸気エンジンを搭載し、燃料はレギュラーガソリンである。
デザイン面では、「フロンクス」は「クーペSUV」として位置付けられ、低く流れるようなプロポーションが特徴だ。インテリアはブラックとボルドーのカラーコーディネートで、高級感を目指した仕立てになっている。「フロンクス」はインドのプレミアム販売ネットワーク「NEXA」で販売されており、スズキの新しいマーケット戦略を反映している。
このように「フロンクス」は従来のスズキ車とは異なり、付加価値でアピールする車種として注目されている。
私はある縁が有り、スズキには「技術力・企画力」の両面で非常に興味がある。「フロンクス」はテレビのCMで知り、また先日実車ともすれ違ったと思っている。テレビCMを見た感想は、明らかに従来のスズキのイメージとは異なるが、逆にライバル車に類似していると感じた。つまり私としては残念であるが、卓越した強力なインパクトを実現出来ていないと感じた。
現在SUVは非常に多く、企画力の面で光り輝いていない。先ずエクステリアで購入者の期待を超える必要が有ると考える。従来のスズキのユーザーには新鮮に受け止められるかもしれないが、他メーカーと比較するユーザーには多分「凄い」との感触は与えられないと予想する。そこをクリア出来ないと、「走行性能・インテリア・安全機能等」へと展開しないと想定する。
勝手な書き方をすると多分ある程度は売れると思うが、狙い通りの車種には該当しないと推測する😐
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